【T】AT&T(米国株)の価格・配当・特徴について

本日は保有銘柄の紹介記事です。

【T】AT&Tはアメリカ2大通信会社の1つで【VZ】ベライゾン・コミュニケーションズがもう1つになります。

連続増配・高配当株と非常に魅力的ですが、本業での不安感が出てきたり、投資家からの声、そして企業買収による借入金増加等様々な問題が発生している企業です。

保有の際にはこれら事項を全て乗り越えて、それでも行けると思ったら大丈夫だと思います!

【T】AT&Tの詳細情報について

事業内容:通信

配当利回り:5.38%(2020年2月21日現在)
配当[USドル]:2.08

利回りは高めですね。
ですが、後程説明いたしますが配当性向の面から見ると非常にハイリスクに思えます。

PER(予):13.91
PER(実):20.30
PBR(予):1.41
PBR(実):1.52
ROE:7.55%

PER(Price Earnings Ratio)は1株当たり純利益の何倍まで買われているかという指標です。
業績によりますが、15倍以下だと割安と考えられております。

PBR(Price Book-value Ratio)は株価1株当たりの純資産の何倍まで買われているかということで、1倍以下は割安だと考えられております。

ROE(自己資本利益率)は会社がどれだけ効率よく稼いでいるかの指標です。8%が1つの基準としてそれより上であれば効率よく稼ぐことが出来ているという基準です。

【T】AT&Tの昨今の株価・チャートについて

非常に長い間緩やかに上昇している銘柄…と言えなくもないかもです。

1983年からの全期間表示

直近5年で見ると、2018年クリスマス前後の悪夢の時期に拾えたら最強でしたね…
一時7%の利回りを超えておりましたので飛びついた方も多かったのではないかと思います。
以降はぐんぐんと株価を戻しており、30%以上上昇しております。うまくキャッチ出来た方は素晴らしいと思います。

5年期間のチャート

【T】AT&TのEPS、配当、配当性向等

EPS/配当で出している配当性向的に見ると変動が非常に激しいです。
買収等も行っており、返済等も多くある為、その部分をうまいことやりくりしているようです。

EPS(Earnings Per Share)の略称で、1株当たり利益のことです。当期利益を発行株数で割ったものである為、この稼ぎから配当が払われる為その比率は注意が必要。

年度  :売上(百万ドル):EPS :配当:配当性向
2016年:163,786   :2.84 :1.93 :67.9%
2017年:160,546   :3.05 :1.97 :64.6%
2018年:170,756   :3.52 :2.01 :57.1%
2019年:183,070   :3.58 :2.05 :57.3%


通信キャリアは競争が激しいので売上増は難しいですね。また放送サービスに関しても、本当に強いサービスが増えてきており、競争が激化しております。(アマゾンプライムやネットフリックスはすごいですよね。)

またタイム・ワーナー買収によって借入金を大幅に増やしております。その為、その借入金の利息支払いが非常に負担になっていく為、今後の状況については様子を見ていく必要がありそうです。中南米の通信大手企業(リバティ・ラテンアメリカ)の一部事業を売却したのでほんの一部返すことが出来そうですね。

854億ドルでタイムワーナーを買収。19.5億ドルでリバティラテンアメリカの一部企業を売却。
(あんまり返せていない)

【T】AT&Tのまとめ

通信、メディアと競争の激しい業界の中しっかり戦い抜いていると思われる企業です。

ですが、通信に関しては加入者は増えているものの1人当たりの売り上げは減っており総売上としてはほぼ横ばい(今後減少?)。

そしてメディア関連に関してはネットフリックスやアマゾン、日本ではFuluやAbema等本当に様々な会社が手を出してきている為利益を取りにくくなっております。
またそのメディアを広げるためのタイム・ワーナー買収に関しても借金を大きく増やしている為負担となっているようです。


大きく保有比率を高めるわけにはいきませんが、35年連続で増配を続けている配当貴族(25年以上連続増配)ですので安心感があります。
配当王(50年以上連続増配)まで届くかはわかりませんが、通信業界に関しては初期投資が非常に大きい為(国家予算規模)参入してくる企業はほぼないでしょうから安定性はまだまだ高いと思われます。

アメリカのS&P500とかを見ると、10年、20年の期間でぐんぐん株価があがっている!という企業が成功例のように見えます。ただそういう視点で見るとAT&Tは停滞しております。
勿論高配当払っているからかもしれませんが、株価として見て全然成長していないというのは少し取扱いに関しては難しいですよね。



是非頑張ってほしい所です。

米国株へ再投資をひたすら行うことは投資において非常に効率が良く、成功率が高い投資であると感じております。

ですが、注意点としては為替の問題(結局日本通貨が強いので日本人の場合損をしてしまうこともある)や銘柄情報が集まりにくい・読みにくい等といった問題もございます。

※あくまで個人の考えです。株式投資に関しては自己責任にてお願いいたします。

株式投資の為には証券口座が必要です。

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