![[4188]三菱ケミカルホールディングスから配当受取。減配により利回りは6.2%⇒3.7%へ](http://aquacat.net/wp-content/uploads/2019/12/chemi.jpg)
10月時点では非常に高配当でおすすめな銘柄として力を発揮していたのですが、減配発表により利回り大幅ダウンです。
また株価の低下も伴いますので現時点でかなりのダメージです・・・
来年の見込みに関してもほぼ半減となっているので今後が非常にピンチです。
さて、それでは三菱ケミカルホールディングスについてみていきましょう…
[4188]三菱ケミカルホールディングスから配当受取
配当を受け取りました。
2019年9月分の配当は1株当たり20円、
そして保有数は300株x20円で6,000円受取でした。
今回、2020年3月分の配当は1株当たり12円(40%ダウン)、
保有数は600株でしたので7,200円受取でした。
買い増し筆頭銘柄だ!
と思っていたのに保有数を倍にしても少ししか増えなかったのは悲しいですね…
2016年:15円(中間:7円、期末:8円)
2017年:20円(中間:8円、期末:12円)
2018年:32円(中間:15円、期末:17円)
2019年:40円(中間:20円、期末:20円)
2020年(予定):40円(中間:20円、期末:20円)
2020年(実績):32円(中間:20円、期末:12円)
2021年(予想):24円(中間:12円、期末:12円)
配当に関しての考え方は以下の通りです。
当社は、企業価値の向上を通して株主価値の向上を図ることを株主還元の基本方針としており、配当につきましては、今後の事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施することとしております。
https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/ir/stock_info/stock_dividend.html
とありますので企業の利益が増えることを祈っていきたいですね。
現状1株益が120円前後ですので、30%となると36円です。
既に少し目標を超えておりますので今後の考え方や配当に関しても注視していきたい所です。
と前回書いてあった通りですね。
配当性向30%で配当を出すという考え方の通り、利益が下がってしまえば配当もそれにつられて下がってしまうという形でした。

来期についても予想としては今回のような数値となっております。
三菱ケミカルHLDGSの考察
私は今回のコロナで614円という水準で100株追加したものの、それまでの500株においては平均単価761.9円程で購入しておりましたので含み損銘柄です。
(600株になり、平均単価は737.2円と多少下がったものの、含み損は大きいままです。)
減配もダブルパンチの為、12%も下落しています。
より深く反省するために、詳しく見ていきましょう。

まずは1株利益です。
これが大きく下がってしまっている為、配当も減ってしまい、配当性向も84%となっております。
そういう意味では当初「30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施すること」としている安定的な配当を出来るだけ目指そうとした数値かもしれません。
本来30%ということになれば、既に20円出していますので期末で0円ということもあり得たはずです。

ROEも8%程度が稼げている目安で、今までは12%を超えておりましたが一気に4%です。
もう少し利益が戻ってこないと配当は全然出せないことになってしまいますね…
そしてセグメント別で見ていくと…
以下の2分野が苦戦しております。

1つ目の事業セグメントはケミカルズ。
機能商品の次に売上規模が大きい事業です。
営業利益は前期1,280億円に対して、今期303億円です。
原料を取り扱う以上、販売価格の低下や販売数量の低下がそのまま収益悪化につながってしまうのはリスク要因のように思えます。
商社でもこういった傾向はありますが、厳しいですね。

続いては売上規模としては4番目、最小規模のヘルスケア分野です。
こちらも営業利益が前期538億円に対して、当期146億円と大きく減らしています。
ロイヤリティ収入の減少が売上減・利益減につながったと書いてありますね。
正直、素材面(MMA、石化、炭素)がここまで大きく影響を与えるとは…という感じです。
2018年からじわじわと株価が下がってきていること、
そして総還元性向で見ると結構無理してる時期も多かったようです。
2020年:105%
2019年:43%
2018年:18.4%
2017年:34.2%
2016年:39.9%
と短期で見ると2020年以外はよさそうなのですが、
2013年には90%を超え、
2010年には88%。
そして2009年には赤字という振れ幅の大きな一面もあったのですね。
業界1位で直近の状況が良かったものの、
過去を見てみると安定に利益を稼ぎ出しているというよりは振れ幅がやや大きい企業だったという一面もありそうです。
今後どうなるかはわかりませんが、
注視していきたいと思います。
株価がある程度落ち着いたら売却もすべきかもしれませんね。
※あくまで個人の考えです。株式投資に関しては自己責任にてお願いいたします。
株式投資の為には証券口座が必要です。
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