手数料を甘く見た人生の末路

お金についての知識がない人間が多すぎるということを友人と話していました。
たった数%でも積み重ねていくと恐ろしい金額になります。リボ払いで身を亡ぼすというのは知られてきたと思いますが、分割払いでも似たようなことは置きますし、それ以外の手数料でも金額が積み重なっていきます。
逆に1%でもお金は落ちています。

1%を払っていくか、1%を受け取っていくか、しっかり考えないといけないと思います。

手数料を甘く見た人生の末路


仕事でとある60代の資金繰りを見ていたのですが、酷かったです。

車は4年おきに買い替え、

保険はバッチリ、月に5万円ぐらいのお支払。何かを買うときにはクレジット払いで分割。勿論スマホはiphone最新版を2年おきに買い替え、キャリア利用。外食も当たり前だし、どこまでもお金を使っていく。

通帳にはお金がない。

どうするんですかこれって聞いてみると「こんなことになってるとは思わなかった」と。

毎月いくら使ってるか知っていますか?と聞いてみると「知らなかった」

毎月いくら収入があるか知っていますか?と聞いてみると「知らなかった」

勿論、クレジット払いでの手数料も「知らなかった」


全てが手数料のせいではありませんがうまいことぼやかして痛みを無くしながら血を抜かれていく感じです。

クレジットの支払いに関しても2回払いまでは金利がかかっていない場所もありますが、支払い回数は勿論3回払い以上。となると金利は10%を超えます。今は最大15%でしょうか。

通常の買い物に金利が10%乗っていたらそりゃ負担はどんどん大きくなります。

月に5万、年間60万使う人は単純に数万円は多く払っているでしょう。

逆に一回払いだとどんなメリットがあるでしょうか。

かき集めるとお金はそこら中に落ちている。

クレジット払いだけでも1回払いだとメリットはあります。大体のクレジットカードで0.5%~2%程度のポイント等が付きます。
先ほどの月5万円、年間60万円の支払いを例にあげると1%で6,000円も稼ぐことが出来ます。
手数料を余計に払っている人と比べると大きく差が付きますね。

更にお金をおろす際に手数料を払っている人もいます。1回あたりでは200円程度ですが、月に1-2回、年に20回程度おろしていたらそれだけで4,000円にもなります。

先ほどのクレジットポイントと合わせると1万円分にもなりますね。

1万円得をしている人と逆に数万円の手数料を払っている方がいます。

年間で言うと3万円程度は差がついてしまうかもしれません。20年で60万円の差です。

キャッシュレス等の情報でお金も拾っていける。


2019年、2020年で言うならキャッシュレス元年とでもいうのでしょうか。
オリンピックの前に導入を推進したい為に、キャッシュレス還元といったものを行ったり、シェア獲得の為にスマホ決済は還元を強めています。
こういったチビチビといった小銭を拾っていくと大きく積み上げていくことが出来ます。

今月ですとメルペイフィーバーで3000Pまで50%還元ですし、
先月ですとPayPayの40%還元キャンペーンで1500円分まで還元がありました。
更に丸1年前にはLINEPayでは20%還元もありましたね。こちらでは上限5,000円と大盤振る舞いでしたね。
来月には再びPayPayで20%還元が3000円まで行われるようです。
1年間で見ると数万円程度かもしれませんがこういったものを拾うか拾わないかも結構差が出てきます。

お金がどちらに流れているかを理解しよう


クレジットカードの分割払いやら、お金をおろすときの手数料やら、
お金を追加で払い続けている限り、手元にお金を残すのは難しいのではないかなと思います。

株式投資でも同じですが3%を稼いだとしても5%払っていたら儲かるわけがない。投資信託でも3%の信託報酬を取られるものと0.3%の信託報酬で似たような取引をしてくれるものでしたらどちらを選んだら利益が得られる確率が高いかなんてすぐにわかります。
八百屋とスーパーで大根が100円と200円で似たようなものが売ってたとしたら100円を当たり前に買うのに、見えにくいものになった瞬間に高い方を当たり前に使ってしまうのかわかりません。
こんな当たり前のことになかなか気づかない人もおり、難しい限りです。
出来るなら私の周りではこのような損をしていく人が一人でも減っていったらうれしく思います。

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