
債券について調べ出すと止まらなかったのでどんどん続けていこうと思います。
続いては先日までの
是非併せてご覧ください。
ローリスクローリターンであるBND・AGGと
ハイリスクハイリターンであるHYG・JNKを組み合わせてポートフォリオ上の債券を保有していきたいとは思います。
今後購入をして、増やしていきたい債券ETFを調べておりましたので書き記しておきます。
現状、ETF比率を高め、安定感を持ちつつ、個別株で利益の最大化を図ることが自分の取れるリスク的に最適解ではないかと考えております。
リターンを最大化していくことも大切ですが、私は【生き残ること】が非常に大切だと思っております。
その為、暴落時にしっかり耐えきることが出来る体制を作っていきたいと思います。
楽天証券、マネックス証券、SBI証券では共通して米国株最低手数料が0円になりました。私は楽天証券での口座作成を行っております。
是非1つ作成をしてみて、購入をしてみてもいいのかなと思います。
安い株だと10ドル(1ドル=109円とした場合)だと1,090円で購入できることになります。
これぐらいなら誰でも買えると思いませんか?
ただ昨今の株高により株価は非常に高い水準にありますので注意が必要です。
あまりに上がりすぎているところで購入してしまうと少しでも下がったり、調整局面で自分の精神が持たないという事態にもなりえますので注意が必要です。
格付けの高い債券ETF(BND・AGG)は
・株価の値動きが限定的である程度安定していること
・安定した分配金を得ることが出来る
という意味でリターンを取りつつ、リスクを抑えることが出来るものであると考えております。
しかしながら今回紹介していきますHYGと次に紹介しようとしているJNKに関しては社債がメインとなっております。
その為、配当利回りは5%を超えますがその分リスク要因が多くありますので注意が必要です。
特にリーマンショック時も債券よりも暴落が発生しておりますので注意が必要です。
それでは見ていきましょう。
目次
HYG(iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF)について詳細情報
HYGは高利回り社債で構成される指数と同等水準の投資成果を目指す債券ETFです。
BND・AGGが米国投資適格債券市場(Baa格付け以上の債券)に投資しているとしたらBa以下にも投資を行っている為、利回りが高く設定されております。
ハイイールド債、またはジャンク債とも言われております。
配当:4.39USD
配当利回り:4.97%
分配月:毎月
経費率:0.49%
保有銘柄数:992(2020年1月2日現在)
資産総額:191.4億USD(参考:BNDは484.26億USD )
平均デュレーション:2.8年(BNDは6.3年)
5年間でのレンジ:76~92
年初来リターン:5.65%(BNDは8.99%)
3年トータルリターン:5.92%(BNDは4.34%)
5年トータルリターン:5.04%(BNDは3.12%)

累積利益で見ると5年で27.88%、10年で86.61%となっております。
参考資料としてBNDを記載しております。

業種別に分けると以上の通り、通信に24.6%保有しております。少し前はエネルギー比率が2位だったようなのですが、現在は4位まで落ちております。
通信やエネルギーはインフラ整備等に費用がかかりますのでそういったものが多くあるようですね。
これらは倒産リスクとしては低いとは思うのですが、社債として出てきているようですね。

昨今の株価・チャートについて
会社の債券ですので、リーマンショックのような金融危機の際はかなり弱いように感じます。
戻りは比較的早いようなのですが、ダメージが響いているように感じます。
106ドル前後から62ドルまで落ち、90ドル前後まで戻っておりません。(これが適正価格なのかもしれませんが。)


直近でいくと2016年のチャイナショックでも76ドルまで落ちております。
そういう意味では金融危機で仕込み、放置するのがこの銘柄の正解な気がします。
HYG(iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF)の分配金実績
毎月分配を行っており、12月は2回、1月は無しという形です。
直近1年間で平均すると0.367$(109円換算で40円)といったところでしょうか。
分配金実績 | 権利落ち日 |
$0.314217 | 2019/12/19 |
$0.340766 | 2019/12/2 |
$0.361184 | 2019/11/1 |
$0.350020 | 2019/10/1 |
$0.370990 | 2019/9/3 |
$0.367189 | 2019/8/1 |
$0.385826 | 2019/7/1 |
$0.385920 | 2019/6/3 |
$0.366383 | 2019/5/1 |
$0.378707 | 2019/4/1 |
$0.371763 | 2019/3/1 |
$0.388599 | 2019/2/1 |
$0.391050 | 2018/12/18 |
$4.772614 | 13回合計 |
240株ほどあれば毎月1株買い増し出来るのですが…
231万円程かかりますので私の中では現実的ではありませんね…
一定数量を保有して配当受取金額の底上げが理想的でしょうか。
HYG(iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF)の特徴
リーマンショック・チャイナショックと金融危機にはあまり強くありません。
債券としての特徴であるレンジが狭目であり、上がり基調ではない点があげられます。
上記でもあげておりますが、5年、10年の期間で見ると一定のリターンを得ることが出来ております。
10年で86.6%ですのでかなりのパフォーマンスを出すことが出来ていると思います。

- 金融危機に弱い。
- BND等と比較すると信託報酬が高い。
- 金融危機を除くと値動きは限定的。
定期的に金融危機が起きていることを考えると結構怖くはなりますが、売却せずに堪えることが出来れば価格は戻っておりますので大きなリターンを得ることが出来そうですよね。
まとめ
ハイイールドの社債ということですのでリスクリターンが大きくなります。
ですが、保有銘柄が900もあるので下手な個別株を購入するよりは分散がしっかり図れていると思います。
その為、こうした部分に投資を行い、分配金を得ても面白いですよね。
何がリスクであるか忘れないようにしながら投資していきたいですね。
株式だけでは暴落時に価格の減少が激しくなってしまいます。
その為、一定割合を債券で持つことで株式と逆相関(逆の動きをする)にすることが出来るようになります。
その結果、株式暴落時には債券が多少のカバー・下支えとなります。
しかしながら超長期的(20年以上)で考えますと利益を最大化する為には株式比率を出来るだけ高めていく必要があると思われます。
ですので債券の比率としては10%程度に抑えて保有しておこうかなと考えております。
ちなみに日本の年金運用でも分散投資がしっかり図られており、
国内債券:35%
国内株式:25%
外国債券:15%
外国株式:25%
となっております。
こちらは失ってはいけないお金ですので限りなくリスクを抑えたポートフォリオになっていますね。国内債券に関しては利回りがほぼ0なので大きな資金を運用している状況でなければポートフォリオに組み込むことは難しいと思います。
外国債券に関しては現時点でほぼ3%の利回りを超えており、下手な株式よりも高い数値を出しております。
ですが、値上がりに関しては期待出来ないという所は常に頭に入れておく必要があると思います。
また米国の金利が下がると影響を受け、配当が減ってしまう恐れがあるという所もポイントだと思われます。
ですので、色々と考えた末に
債券比率10%のうち、3分の2をBND・AGG、3分の1をジャンク債であるJNKかHYGに落とし込めればと思います。(まだまだ想定段階ですが。
こちらであるようにポートフォリオで何を組み入れていくかは本当に難しいです。
どういった状況を想定して組み立てるかが予測できないからです。
順風満帆な相場が50年ほど(年を取るまで)続くのであれば全力で成長が想定される銘柄かS&P500、ダウ等に全力で資金投下すればよいのですが大暴落が10年に一度以上の割合で起きている以上そういう訳にもいきません。
米国株へ再投資をひたすら行うことは投資において非常に効率が良く、成功率が高い投資であると感じております。
※あくまで個人の考えです。株式投資に関しては自己責任にてお願いいたします。
株式投資の為には証券口座が必要です。
楽天証券であればポイントが貰えたり、ポイント投資も可能になってきております。
取引手数料でも安値基準ですので問題はございません。
私もメインで使っておりますが非常に使いやすいです。
まず口座を開設して、1つ銘柄を買ってみないとスタートは出来ないので是非行ってみてください。
勿論口座開設・口座維持費は無料です。
こちらも登録してみました。
皆様も是非使ってみてください。投資家の個人ブロガーの方の記事が載っており非常に勉強になります!