
株式投資に興味を持ってこういった調べものでたどり着いた方々、本当に素晴らしいと思います。
今や、銀行金利は年0.001%となり、ほぼ0といっても変わらないでしょう。
100万円預けても1年間に得られる利子はたったの10円です。
それに比べ、現状の株式では年間配当1~5%前後の会社が多くあり、1%の配当だとしても1000倍の利回りになっております。
【是非やるべき!】と言いたいところですが、
リスクやリターン、仕組みについてしっかりと理解し、何故配当を払ってくれるのか、株価はどのようについているのかといった点について全く知らないことが無いようにして、株式市場に入っていただければと思いました。
私なりに噛み砕いたものもあり、ちょっと事実とは違うだろということもあるかもしれないけど導入としてはこんなものということで。
興味がある方は是非調べてみてください。
目次
株式会社の起源はオランダ東インド会社
これは学校で社会の時間に勉強した方も多いように思います。
世界初の株式会社として非常に盛り上がったものであったようです。
株式会社はリスク分散のために生まれた?
元々は裕福な人達が船を持って、貿易を行って、富を得ていたようなのです。
しかし世の中は戦争が行われてる時代でしたので、貿易の制限をかけられたり、破壊されてしまったり、拿捕されて中身を没収されたりしてしまっていたようです。
特に価格が高騰していたのは香辛料だったみたいで、香辛料は実際にも欲しいし、金も欲しい。
でも船壊されたら全部パーになっちゃうからリスクが大きい。
だけど傭兵とかいっぱいつけたら儲けが少なくなっちゃう・・・
ってことからみんなでお金を出し合って、船をたくさん購入し、傭兵もしっかりつけて、防御もある程度行ったうえで、利益を出そう。
お金を出した人には、一定期間ごとに儲かった利益から配当という形でお金をバックしますっていうのが当初のざくっとした流れだったのかなと。
その中でお金を出した人に証明書として渡していたのが株券っていう形だったみたいですね。
株式会社にすることのメリット
私なりに考えたものでもあるのですが、
様々なものを一元化、また更にたくさんのお金を持っている組織と戦う為に非常に有益なのかなと感じます。
船で島へ行き、香辛料を取ってきたとします。
その際にどれが今高くて、どれが安いかを判断する。
こういうことが情報として管理されていたら利益の出る香辛料を多く手に入れることが可能になりますね。
また傭兵を雇うとしても個人で話にいって、契約に結び付けるよりも会社として契約に結び付けた方が信用もあり、また値段も抑えられるかもしれません。
手に入れて帰ってきたとしたらその先には売却という作業があります。
これは利益を得る為に非常に重要でありますが、個人では言い値で買われてしまうかもしれませんし、売却には規模が必要で参入できないこともあるかもしれません。
そういう意味では売却専門の部隊を用意し、利益を最大化する必要もありそうですね。
またこれらの【情報部門】、【契約部門】、【売却部門】を個人で用意するよりも手間もコストも大幅に安く済むことが挙げられますね。
これは今の時代でも一緒ですね。
資格を取る勉強をするなら、資格を持ってる人にお金を払ってやってもらった方が早く、より大きな利益に繋がりますね。
あと思ったんですが、価格競争をされた時にはそれに対抗出来る知識も人員も資金力も必要になりますね。
そういう意味では体力勝負の消耗戦にも向いていたかもしれません。
株式の特徴は【売買が可能な事】
株式の一番の特徴は【売買が可能な事】だと思っています。(人によると思いますが。)
これは小額で事業の一部を売買が可能な事という意味合いですね。
株式投資の基本はこの事業の一部を売買することだということは理解する必要があると思います。
売買出来ると何が良いの?
先ほど、船の話を出しましたが、少額で事業の一部を売買出来るということで【大金持ち】だけしか参入出来ないということが無くなりました。
多分最初は単価も高く、【大金持ち】しか参入できなかったかもしれませんが、徐々に利益も増え、単価も増えてきたことで更に細切れ(株式分割)になり、【小金持ち】も参加出来るようになったのではと想像します。(本当かはわかりませんが)
それにより投入出来る資金がより大きくなり、より多くの船を持つことが出来、より専門部隊を揃えることが出来るようになり、安定的に利益を稼ぎ出すことが出来たのではないかなと思っております。
つまり、売買が出来るようになったことで資金が集まりやすくなり、会社の安定化が図れたのではないかと思います。
配当メインの株式会社
そう考えると当初の株式会社は配当がメインだったのでは?と思います。
配当というよりは安定的に貿易を成功させる仕組みと香辛料(結果的に配当)を得る為に作られた組織だったのでは?と。
当初はきっと配当利回りが凄かったのではないでしょうか。
勿論規模が小さければリスクも大きくなるので入りたがる人もいなかったと思うので。
しかしながら【事業の一部】(株券)を持ち続けることが出来る為、船が返ってくるたびに(または一定期間ごとに)配当という形で利益が入ってきたのでしょうから更に【お金持ち】になれたのでは・・・
更に船を買おうとなるでしょうから全額再投資という仕組だったのかもしれませんね。
株価の変動で儲けよう
事業が好調になり、配当を増やすことが出来るようになると【会社の利益を配当として受け取ることが出来る権利】である【株券】は価値を増していったでしょう。
逆に戦争が激しくなり、船を破壊されるリスクが高くなればなるほど【株券】は価値を減らしていったでしょう。
証券取引所で売買は活発に。
オランダ東インド会社と同時期に、
オランダの「アムステルダム証券取引所」が出来、これが起源みたいですね。
それによって、株券は勿論、海上保険、為替、香辛料などの商品等が売買されていたようです。
その中で配当を貰うことで利益を上げること以外に、
安い時に株券を買い、高くなったら売却することで利益を上げるキャピタルゲインを狙う方法が活発になったのではと思います。
証券取引所が無いと、持ち主に直接掛け合うしかなくなってしまいますからね。
キャピタルゲインとインカムゲインについてはこちらで再確認。
どうやって利益を出しているのかを知ることが非常に大切です。
まぁこのような背景から、
配当が上がるか、下がるか、
事業が拡大出来るか、船が壊されるなどして縮小してしまうのか、
これによって株価が上下し、取引が行われていたのかなと思います。
株式の仕組みを理解しなければただの丁半博打である
以上のような形で
株式会社は産まれ、
配当が支払われ、
株価の価格は変動し、
様々な所で損益が産まれるようになったというわけですね。。
というのが株式投資の仕組みのベースだと私は思っています。(少し違うかもしれない)
これを理解していなければ、
なぜ今の株価がついているのかもわからず、
なぜ株価が上がったのか、下がったのかもわからない。
配当が増えたのも意味が分からず、
運が良かった悪かったで利益が出たり、損害が出たりすると思います。
儲かっても【ラッキー】で終わり、
損が出ても【アンラッキー】で終わってしまいます。
分析も出来ず、次につなぐことが出来なくなってしまうのです。
そういう意味で大まかでも良いので仕組みを理解することは非常に大切だと思うのでまとめさせてもらいました。
その上で以下の記事を見ると、より理解が深まるかもしれません。
高配当なのは何故なのか、事業も見てみて更に伸びるのか、キャピタルゲインも狙うことが出来るのか。
その為に知りたい情報は何なのか。
是非見てみてください。
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