会社員・サラリーマンの立場が弱い理由

よく言われる話題ですが、会社員は弱いです。
家を買ったとしても上司に転勤と言われれば避けられませんし、いつまでも同じ仕事をしているのであれば若手に追いやられてしまいます。

昨今では経団連等も定年の概念が無くなっていくといった旨の発言を行っており、今後は更に厳しくなっていくでしょう。

これは総じて、
【労働力しか市場に提供出来ることがない】
からであり、

【給与の柱が一本しかない】
からですね。

更に
【時給で生きている】
からであるとも言えるでしょう。

そして
【生活水準を下げる事が出来ない】
ようにされるからです。

労働力しか市場に提供出来ることがない

市場において、何かを提供し、お金を得る。これが資本主義市場での全てであり、動きであると言えますね。


商品を提供出来る人はそこからお金を得て、富を得ています。
しかしながら労働者は労働力しか提供出来るものがないので、労働力は全員が提供出来る【ありふれたもの】である為、価値がつけられにくいのです。
勿論その中でも長時間働ける労働者や、ある資格をもった労働者等個別に価値を生み出せる人もいるかもしれませんが

そうなると買いたたかれてしまい、あまり多くのお金を得ることが出来ないのです。

一応、労働者と資本家は対等な関係とありますが実際はそこまでうまいこといっていないと思います。
労働者にはストライキを起こして待遇改善を求めることが出来るのですが、

日本ですら富の2割が上位2%の人に独占されているようですから、資本家や投資家が肥えていっているのは事実でしょうからね・・・

収入の柱が一本しかないから逃げられない

昨今副業推奨の流れになってきてはいますが、まだまだ収入の柱が1本の方は多いと思います。

その場合、会社から睨まれると人生が詰んでしまう可能性があるんですよね。
またどんな不遇な状況になってしまったとしても収入の柱が1本で、なんらかの技術も持っていないその会社でしか使えない技術しかもっていない場合逆らうことが出来なくなってしまいます。


そうなればなるほど、ブラックな労働体系に徐々になっていったとしても「ほかに行く場所がないから…」と働き続けることになります。

そうして払わずに済んだお金はどこにいくかというと・・・内部留保や資本家、役付きのもとへいってしまいます。
そうして更に格差を作っていっているのです。

ある意味、自らが進んで格差を作っているとも言えるかもしれません。

時給で生きている結局は時間単位で労働を売るしか出来ない

サラリーマンにそうやっていうと「時給で働いているんじゃない!」というかもしれませんが、残業で働いているのなんて明らかに時給で管理されてますし、通常の基本給も一定の時間(約160時間)に対応して払われるので実質時給制度ですよね。

そこに反論の余地は正直ないと思っています。

すると1時間当たりの単価は決まってくる為、受取金額をあげていく為には合計時間を増やすしかない。
月給を貰い、残業時間で追加給与を貰ってる人は全員時給で生きているのです・・・

そうなると富は基本的に成長せず、働いた時間分だけお金を与えられているだけの労働者になってしまうのです。
これは300万円の人も、1000万円の場合も結局はあまり変わらないと思います。

生活水準を下げる事が出来ない麻薬を与えられているようなものである


給与を徐々に上げられ、それに合わせて生活水準を上げていく。ローンを使いながら住宅を購入し、車を購入する。


そうして、じわじわと逃げられなくされていく・・・

給与の柱が一本しかなく、生活水準をあげてしまっていた場合、絶対に逃げることが出来ない罠ですよね。


無駄な金の使い方をしていくとどんどん働いても働いても楽にならない暮らしが待ってます。


というわけで私は投資をしたり、不動産をしたり、その他の手段でお金を稼ぐことを探すのです。

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