オンラインとオフラインの境界線は消え、個人の価値が上がる。

総務省情報シリーズです。
平成30年度の情報通信白書に関して読んでいくと意外と有用だなと思い、まとめていっています。

これも繋がって書いていますのでこちらから読んで頂くとより理解が深まるかなと思います。

人・モノ・組織・地域などあらゆるものを「つなげる」ことで新たな価値創造を実現するICTを利活用して、需要喚起、生産性向上、社会・労働参加を促進することで、人口減少時代における持続的な成長が図られる。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/30point.pdf

【平成30年版 情報通信白書のポイント】

とある。

勿論、国が主体で動くわけではないからこうした目線も「口だけだ!」となってしまうかもしれないが、
こういった情報や認識が届かないだけなんだなとも思えるのでそこは深堀しないでおく…

正直、国も結構考えてるんだなと思いました。


ICTを使えたら全てカバー出来る

その中で【第4章 ICTによるインクルージョン促進】という資料があったのでそこを今回は深堀してみようと思う。

インクルージョンとは:包括・包含という意味であり、全体をまとめることです。

まずはこちらの資料である。

誰もがコミュニティへ参加している時代!

【オンライン・オフラインコミュニティへの参加状況】についてであるが、

オンラインコミュニティのみ参加:44.1%
両方参加:36.5%
オフラインコミュニティのみ参加:7.8%

とオンラインのコミュニティに参加している人が80.6%
と10人中8人もが何らかのコミュニティに所属している結果であった。
現状の好きな物の集まりや、嗜好、所属といった形で区分された無数のコミュニティがある中では「そりゃそうだ」とも言われそうではあるが。

・【地域で人助けをしたい】と回答した人のうち、40%以上がソーシャルメディアを利用した共助の仕組みへ参加意向を示している結果が出ているようである。


・ICT利活用により住民の課題や支援意向などを可視化し、「つなげる」ことで、共助を支援する取組例もある。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/30point.pdf
平成30年版 情報通信白書のポイント より

更に図を見てほしい。

買い物代行ぐらいであれば
無償でもぜひ引き受けたい人は115人中10人
無償でも引き受けてみたい人は115人中35人
お金を貰えるならぜひ引き受けてみたい人は374人中19人
お金が貰えるなら引き受けてみたい人は374人中129人
もいるのである。

育児に関しても同様である。
意外と驚いたのですが、無償でもやりたいって人が意外と多いんですよね。
それで貰えるのは経験や、感謝だけだと思うので、それが欲しい!という人がこれだけいるということなのかなと。

勝手な妄想だが、
こうした人たちを結び付けて、何らかのシステム化が出来れば本当に苦労している人達が救われる世の中が出来るのではと思う。

個人として生きていける時代

Uber Eatsのように個人が個人として認識され、動ける時代が来ているのだから、
それに合わせるシステムが生まれれば、

「今日は打合せをして、事務所で仕事をして、戻る。
けど打合せと事務所の場所の間でちょっと買い物代行求めてる人がいたので少ししてきます。
また事務所から家に帰るまでで同じく買物代行求めている人がいるから自分のものを買うのと合わせて、買っていこう。
あ、隣のマンションの方が1時間ぐらい子供見てほしいって言ってる。19時からならいけますよ。っと。」

こんな世の中が出来ても良いのではないだろうか。貰えるお金としては少額かもしれないが、ポイント制などにより社会で個人として認められ、求められる時代である。

何らかの公共サービスが優先的に受けられるといった特典に繋げられたらよりやる気もみなぎりそうである。


上記の通り、【知らなければ使えない】ということである。


オンライン上は無数にあり、利用者が心の奥底で思っていたとしてもそこにたどり着けないことが多々ある。
目的を持ってもらわなければそこにたどり着くことが出来ないのである。

リアル上であれば「ついでに郵便局行きたいなー」と思ったらある程度寄り道でたどり着けるかもしれないが、
ネット上では明確にここに行きたいと考えなければたどり着けない。

1人の人間が、オンライン上のある場所を認識する為には

・自らが見つけ、到達する
・誰か有名な人が「ここに行こう!」

ということで初めてそういった場所が可視化する。
それまでその場所は見つからず、【存在しないも同然】なのである。

田舎のような、手が必要な場所を見てみると【本当に一人でも良いから手が欲しい】のである。
でも見つからない。
だから誰もたどり着かない。

つまり、誰か一人にでも手が届き、行動したら叶うこともあるのにそれすら届かない現状がある。

勿論、私のブログもその一つである(笑)
誰か有名な方が「ここに行こう!」といってはくれないものだろうか(笑)

そう考えると人は余ってるのに、その場が見つけられないばかりに助けられないという現実は本当に悲しいと思う。

使い方のわからない道具を持った人間達

オンラインコミュニティに関しても使い方がわからないのかもしれないとも思う。

私もそこそこの規模のコミュニティ(100人規模)に所属していたが、誰も何も発声してくれないのである。
たまに発生したと思えば、会のお誘いのみである。

勿論、その共有が主な目的であると言われればそこまでであるが、もっと有用な使い方は出来ないのかなとも思うものだ。
それこそ近くにいるのだから【引越しの手伝いのお誘い】みたいなことや【今日ごはん食べませんか?】でも良いと思う。

もっと気軽に使えたら良いのにと思うものである。

まさに【使い方のわからない】道具を持ってしまった状態である。

子供達も最初はわからない

ツイッターでも見かけ、私もコメントをしたが、
【小学校の教育にSNSの授業を入れるべき】
というのは猛烈に賛成したい。

その理由として、炎上するのは大人達の責任だと思うからである。

子供達は殆ど積み木で遊ぶと思うが、
積み木を投げると怒られる。
また壊したら怒られる。
そうした怒られる経験を経て、遊び方を覚えていくものである。

なのにSNSは誰も使い方を教えてくれないのである。
それで積み木を投げるのと同じように、
SNSで火種を投げて、炎上してしまう。
そこで怒られるだけで済めばよいのだが、その経歴は名前と紐付き、なぜか人生まで終わってしまう。
遊び方を知った時には遅すぎるのだ。

これを【常識で考えればわかる】とひとまとめにするのはいささか暴力的ではないかと思うのである。

教育を加えていない子供は、高校生だろうと子供だと思う。

社会はどこで使える人を育てようと思っているのだろうか。

今後はインターネットは何にでも絡んでくるだろうことが想定され、SNSに関わらないで過ごす人等いないと思われる。

なのにその下地を作る為に、危険性や使い方(それこそマニュアル通りでも良い)に関しての触りも行わないというのはどういうことであろうか…

「家庭にお任せします」ということなのであれば本当に悲しい。

・・・と話は脱線したが、

【オンラインコミュニティ等に所属はしたものの活用出来ない人達】

【共助の仕組みを欲しているのに見つけてもらえない組織】
についての悲しさがわかってもらえたら非常にうれしく思う

私ももう少し人に知られ、様々な地域の仕組みが見つけることが出来るようになったら是非発掘していきたいと思う。
なんか書いていくうちに、自分のやりたいことって結構形になってくるものだなとも感じた。

自分は仲間を見つけて、こういうことがやりたいのかもしれない。

情報通信白書関連で以下の記事も追加しました。


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