
楽天証券で投資家による投票が行われ、最優秀のファンドが決定しました!という情報がメールで流れてきたので見てみました。
それぞれについて感想(個人の感覚です)を書いてみましたので自らの考えとどう違いがあるか等1つの参考として頂ければと思います。
目次
ファンドアワードがどうやって選ばれてるかみてみよう
どうやって楽天証券の中でのファンドアワードが選ばれたのか気になったので理由まで深堀してみました。
ファンドアワードの選定順序について
①楽天証券経済研究所が対象ファンドを選定
②お客様(個人投資家)による投票(3月4日~29日)
③諮問委員の下、最優秀ファンドを決定
つまりあれだな!!!お客様の投票は全く関係ないな!!!(偏見です)
以下引用
・評価期間は3年とし、スコアランクは以下の通り算出します。
1)2018年12月末辞典の3年スコアの順位
2)2017年1月末から2018年12月末までの1年スコアの平均順位を合算して総合順位となるスコアランクを付与
・各部門のなかでスコアランクの高いファンドのうち、楽天証券で取り扱いのある上位3銘柄について優秀ファンド賞を授与します。ただし下記条件に該当する場合は次点ファンドが繰り上げとなります。
1)純資産残高が30億円未満の場合
2)既に受賞が確定している銘柄と同一のマザーファンドで運用されている場合
3)楽ラップ専用ファンド
4)確定拠出年金専用ファンド
5)毎月(または隔月)分配型、通貨選択型
楽天証券ファンドアワード
一応よけるところはよけてますね。
たこ足とか、規模が小さくて解散のリスクがあるところとか・・・まぁそういうとこは信用出来るのかなぁ。
どんなジャンルがあるのか
更に部門ごとに8つのジャンルがありました。
・国内株式部門
・海外株式部門
・国内債券部門
・海外債券部門
・国内不動産(リート)部門
・海外不動産(リート)部門
・バランス(固定配分)部門
・バランス(可変配分)部門
において、それぞれ最優秀、優秀があげられております。結構数あるな・・・・
それではみていきましょう!
国内株式部門
最優秀:ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン
買付ランキング:468位
積立設定件数:357位
値上がり率ランキング:697位
純資産:39.06億円
分配金が年2回で、再投資型のみ。
購入手数料:2.16%(1000万円未満、1000万円以上の場合は1.08%)運用管理費用(信託報酬):1.6416%
5年、10年単位ではファンドスコアが高いから良い、ということなのでしょうか。
アクティブファンドですね。また投資方針としては「プライス・バリュー投資」を行うようです。
主な投資比率
マルゼン:2.7%
トランコム:2.4%
ハイレックスコーポレーション:2.2%
高速:2.1%
朝日インテック:1.9%
東京鉃鋼:1.7%
天馬:1.7%
ビジョン:1.6%
シークス:1.5%
セーレン:1.5%
うーん・・・割安と判断される銘柄に投資するということなのですが、どうなんだろう。何狙いなのかイマイチ読めない。
そして待って待って待って。って思うんだけど購入時2.16%の手数料、ファンドの管理費用も高い・・・1.0%超えたらもう結構きついけど合計3.8016%・・・・それだけ利益を出すことも厳しいですよ?
アクティブファンドだからコストがかかるのはわかるのですが・・・。
さぁ続いて優秀賞です!!
優秀:東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
買付ランキング:129位
積立設定件数:218位
値上がり率ランキング:1963位
純資産:337.92億円
購入手数料:2.16%運用管理費用(信託報酬):1.5552%(消費税10%になったら年1.584%となるようです。)
運用プロセス:
①オーナー企業を抽出
②オーナー経営者と面談
③ポートフォリオ構築
コストはかかりそうですが、このやり方自体はまぁ面白いのでは・・・?と思いますね。
分配が年2回あるようですね。組み入れ内容は少しおもしろかったです。
以下上位10銘柄
ZOZO:7.2%
ファイバーゲート:6.8%
シノケングループ:6.7%
ディスコ:6.5%
SBSホールディングス:6.2%
LIFULL:6.2%
アダストリア:6.2%
エフピコ:6.1%
オープンハウス:6.1%
M&Aキャピタルパートナーズ:6.1%
業種も結構別れてるのと、ZOZOを大きく組み入れてるんですよね。○○さんの問題発言がどういう感じになるか次第の部分もあると思いますが・・・
収益率で見ても2017年が55%を超えています!
2013年:16.51%
2014年:14.33%
2015年:13.62%
2016年:12.01%
2017年:55.65%
2018年:5.76%
2019年:9.08%
うーむなるほど。結構数値はいいんですね。
バフェット先生が平均20%と考えると序盤のペース結構いい勝負している感じがありますね。
しかし手数料!!!!購入するのも2.16%、管理費用も1.5552%、合計で3.7%を超えてます・・・・
そして3つ目です。
優秀:女性活躍応援ファンド
買付ランキング:385位
積立設定件数:449位
値上がり率ランキング:115位
純資産:390.29億円
購入手数料:1.296%運用管理費用(信託報酬):1.566%
分配金が2017年にすごい額出てるのですが、直近では0円になってる・・・どういうことなんだ・・・
2016年3月:0円
2016年9月:50円
2017年3月:1,100円
2017年9月:650円
2018年3月:800円
2018年9月:0円
2019年3月:0円
ん???すごい変動率ですね。収益率も
2015年:6.5%
2016年:7.7%
2017年:73.2%
2018年:11.3%
組入れ上位10銘柄
エニグモ:3.8%
ディップ:3.2%
スタートトゥディ:3.0%
GENKY DRUGSTORES:3.0%
ファンケル:2.6%
ビジョン:2.5%
コーセー:2.5%
MTG:2.4%
ハーバー研究所:2.3%
アイスタイル:2.2%
とがっている感じがするので面白いですが、手数料・・・・3%はいかないので累計上昇率としては80%ぐらいあるので当初から持っている人はよいかもしれませんが・・・しかし維持費の面から考えると厳しいですね。
インデックスファンドをうまく上回った、また成長をすることが出来ている所が表彰されているようですね。
この中でおススメは・・・
申し訳ないです!私のおススメはありません!!!
私の、あくまで私の意見ですが、管理費用が1.5%超え、かつ手数料1%以上をかけるのは非常に厳しいと言わざるを得ません。
勿論アクティブファンドですので非常に大きな利益が望めるかもしれませんが・・・。
海外株式部門
続いて海外部門です。
日本国内よりも儲かるイメージがあるのですがどうでしょうか。
最優秀:eMAXIS 全世界株式インデックス
買付ランキング:218位
積立設定件数:95位
値上がり率ランキング:1902位
純資産:83.62億円
購入手数料:なし
運用管理費用(信託報酬):0.648%
まぁ通常ですね。
私はeMAXIS Slimの方に手を出しておりますが。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にいってますね。
なぜかって???
運用管理費用が低いからだよ!!!
eMAXIS 全世界株式インデックス :0.648%
eMAXIS Slim 全世界株式 :0.15336%
という訳なので、来年度はアワードに入ってくるかもしれませんね。
まだ2018年10月から始まったばかりですので。
優秀:たわらノーロード先進国株式
買付ランキング:16位
積立設定件数:9位
値上がり率ランキング:1814位
純資産:341.36億円
購入手数料:なし
運用管理費用(信託報酬):0.216%
これは100円積立程度ですが、私も積み立てています!
管理費用も安く、たわらシリーズは自分的には良い感じかなと思っております!!
ファンドスコアも良いという事なので、いいですね。
純資産も安定して増えていっていますのでまずはほっておいてみましょう。
優秀:三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
買付ランキング:138位
積立設定件数:42位
値上がり率ランキング:1837位
純資産:139.06億円
購入手数料:なし
運用管理費用(信託報酬):0.27%
インデックスファンドです!(以上)
運営管理費用安いです!(以上)
これ以上本当いうことないですね。
一応国別比率を確認してみますと
アメリカ:58.9%
イギリス:5.6%
中国:3.9%
フランス:3.7%
カナダ:3.2%
ドイツ:2.9%
スイス:2.9%
オーストラリア:2.3%
韓国:1.8%
台湾:1.5%
上位10国を出してみております。海外投資の方がリスク幅もやや大きくなりますのでそこはご注意ください。(損失側だけが大きいわけではありません。)
2部門紹介してのまとめ
以上2部門において紹介させて頂きました。
評判が良いのであれば続けますが、どっちでもいいわって人の方が多そうなので終わりかなと。
まぁ部門ごとにちょっと調べてみてください。やってること同じなのにファンドの管理費用が全然違うとかありますから。
同じ大根が100円と150円だったらみんな100円の方を選ぶのに
ファンド管理費用は0.2%と0.7%だとしてもなぜか0.7%の方も選んでるんだよなぁ・・・と思います。
同じことですよ。
あとリターンに関しても成績いい人の数値を知ってほしいと思います。
かのウォーレンバフェットが年率20%です。
つまりそれが継続的に得られる最大利益とほぼ考えても良いと思います。
国内株式部門のファンドなどでは単年で見たりすると50%や70%を超えている所もあったのですが、単年です。
5年、10年連続は無理でしょう。
5~10%ぐらいが毎年得られる利益で高い数値としては妥当ではないでしょうか。
そこから手数料を余計に1%、2%、3%と取られてしまったらどうなるでしょうか。
何も残らなくなるんですよ。
本当に気を付けてほしいと思います。
管理費用で勝負決まってますよ!!
100m走を5m後ろから走って勝てますか?!
10m後ろならどうですか?!
そういうことですよー。
あ、投資信託つながりで積立NISAも落としておきますので合わせて読んでみてください。
続いてこちらもどうぞ。