
REITについて前回の記事ではどんな物件種類があるかまとめております。
- オフィス
- 住宅
- 物流施設
- ホテル
- 商業施設
まずはこちらについて知識を得たと思います。
そのうえで今回はREITに関する特徴をまとめてみたいと思います。
それではどうぞ
少額で出来る不動産投資=REIT
REITとは不動産投資です。
不動産投資についてあなたはどんなイメージがあるでしょうか
- 莫大な資金の借り入れを行わなければならない
- 管理が非常に大変であり、人の出入りがすぐに発生する。
- 空室、家賃下落、地震、火災など様々なリスクが発生する。
- 長期的に利益をあげることが出来る。
- 実物資産を持っていれば安全で強い。
このようなイメージがあるかもしれません。
しかし上記の殆どとは異なるのが「不動産投資信託」、つまりREITとなります。
REITの特徴としては
- 莫大な資金ではなく、最少で2万円程度から1口を購入可能
- 管理はありません
- 様々なリスクは、複数の物件を持っている為最少に抑えられる
- 長期的に利益をあげることが出来る。
- 手元には実物資産は残りません。
全てが不動産投資よりはメリットが大きいと考えられます。
勿論、償却等での税制面の優遇は得られませんし、実物資産が手元に残るということもありませんが、安定した配当を少額の投資から得られるということになります。
複数の物件を所有している為、分散投資も自動的に行える
多くの投資家から株式と同じような形で資金を集めていますので、複数の物件を購入することが出来ます。
少額で分散投資が出来る
分散投資についてのメリットは以下でも触れております。
分散には以下の3つがあると書いております。
- 銘柄の分散
- 時間の分散
- ジャンルの分散
これを不動産にも当てはめようとすると本当に莫大な資金が必要になります。
また株式投資をしていて、リスク分散の為に不動産投資にも、と考えたとしても500万の株と2000万円の不動産1つを持っていたとしたらそれは資産の80%が不動産という非常にアンバランスなものになってしまいます。
これは多くの方の分散のイメージとしては異なってしまうのではないでしょうか。

ですがこういった偏りが発生するような投資を行わずに済むことが出来ます。
最少では約2万円程度1口の投資法人もある為、ほぼ株式と同等レベルに扱うことが出来るようになりました。
また最高でも100万円は行きませんので、株式と比較しても非常に少額ではないかと思います。(任天堂は100株300万円程度かかりますからね。)
複数物件の所有が可能
数十の物件を持つ投資法人が殆どです。
つまり1口を持ったとしてもその投資法人の持つ物件全てに投資しているのと同じこととなります。
その為、持っているだけで様々なエリアの様々な物件の種類の様々な購入時期の物件の分散投資になるということです。
(これは銘柄によります。それぞれの投資法人のホームページを確認して頂ければと思います。)
専門家が管理する為、安全度も高い
不動産投資は非常に多くの手間がかかります。
- 固定資産税の支払い
- 物件の取得、売買
- 入居者の獲得、管理
こういったことには費用もかかり、手間もかかってしまいます。
このような手間も専門家が管理・運用を行う為、投資家は何もしないでよいのです。
これは非常に大きなメリットだと思います。
まとめ
専門家が物件の売買、管理を行い、
複数の物件を持つことが出来るのがREITです。
また適宜物件の入れ替えも行いますので、時間の分散。
そして投資法人によってはエリアの分散や、ジャンルの分散も行っております。
そういう意味では投資において考えられるリスクを比較的抑えられるのがREITとなります。
不動産投資に興味はある。
でも大量の資金をかけることはリスクだ・・・
という方の導入としても、投資の1ジャンルとしても非常におススメです。
まずは口座を開いてみることで様々な株の種類、そしてREITの種類を見ることが出来ます。