
REITの興味の一環として読んで頂けたらと思います。
株式における分配金は配当性向をみる必要がありました。
それはなぜかと言われれば、配当性向により、1株当たりの利益も見ることになり、配当を出せる余力がわかるからです。
例:配当50円、配当性向20%(1株当たり利益250円)配当100円、配当性向80%(1株当たり利益125円)
こういうことも大いにありえます。この場合短期的にみれば下の配当は魅力的かもしれませんが、上の配当余力から考えれば上を取り、成長を待つこともありかもしれません。
購入、必要とする利回りに関しては人によって異なるかもしれませんが、1-2年後にはどうなるか、上限がどうなるかというものは知っていたら良いと思います。
それに比べてREITです。なぜどこの会社もREITに手を出し始めている(2018年2019年でも新規の投資法人が出てきている。)のかというと
【ある条件をクリアすると法人税が免除】
というのが非常に大きいと思います。これを読み解いていくと仕組みがわかるので、利回りが高い理由などもわかるでしょう。
この条件とは【税引前利益の90%超を分配金として投資家へ還元する事】です。
つまり配当性向90%で維持してくれるのです。
これならどうやっても株式投資では勝てない配当(分配金)を出すことが出来るでしょう。株式投資では設備投資等成長のエンジンに変えなければなりません。しかしながらREITでは物件自体がありますので大きな投資は行わずとも同等の配当(分配金)を得ることは可能なのです。(勿論修繕など細かいものはありますが、それは長期的に実施するものです。)
また株式投資にはREITで免除されている法人税もかかってきます。法人税を払ってから、投資家へ還元。節税をしたくとも、利益が出ている(からこそ投資家へ還元があるので)から法人税は払う必要が出てしまう。
こういった部分からREITは株式投資よりもより高い利回りが確保出来るのです。
仕組みがわかったから「じゃあREITに全部ぶち込めばいいんだね?!」という訳でもないとは思います。
メリットデメリットを理解した上で活用していくことが大切だと思います。
勿論震災・災害リスクもありますし、需要が落ち込んでしまうこともあるでしょう。会社としてそれでも震災・災害リスクを考えた上で建物も強固にしていたり、需要の落ち込みなどに関してもスポンサー会社がフォローする等もあります。
現物の不動産には勝てないものの、大きく借入等のリスクを負う必要はなくなります。不動産は現金ではなく、借入で行っている為、返済金もあると思います。その為思った以上に手残りが少なくなるということもあります。
この記事では分配金がなぜ多くなるのかということも書きましたが、以下では少額で興味を持てますよということが書いてあります。
分散投資という面から考えてみたら非常におススメなんですよね。
あとは利回りが高く、どんなジャンルがあるかということを確認出来ます。
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今流行のクラウドファンディングです。
仕組はREITに近く、皆様から投資を少しずつ集め、資金調達のニーズがある会社に対して投資を行うプログラムです。
そこで発生する金利の一部が分配される形となります。


こちらもリスクは勿論ありますが、利回りとしてはやや大きめになりますので資産のうち、一部であれば効果的に運用が可能だと思います。
いきなり資産の90%を1か所に預ける!とかは絶対ダメですよ!
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