[3473]さくら総合リート買収は[3468]スターアジア不動産投資法人が勝ち取った

REIT市場が大きく盛り上がる要因となりました大事件が起こりました。

スターアジア不動産投資法人が2019年5月10日付でさくら総合リート投資法人へ合併提案を行いました。

これに対しての結果が8月30日に結果が出ました。
[3473]さくら総合リート投資法人の投資主たちは投票にて統合相手を[3468]スターアジア不動産投資法人にするということで決定しました。

さくら総合リート投資法人ってどんなREIT?

以下の記事で公開している通り、

スポンサーにはオーストラリアのガリレオグループ(不動産会社)と日本管財グループがついておりました。

現在では5%程度の利回りとなっておりますが、一時は6%の利回りに届くこともあり、高い配当金を持っていました。そして株価はそれに見合わないという背景がありました。

時価総額としては300億円程度
NAV倍率としては現在は約1.0、こういった騒動の前では0.9を割っている状況でした。


対するスターアジア不動産投資法人ってどんなリート?

一方でスターアジア不動産投資法人はどのような形だったのでしょうか。

以下の記事で公開している通り、

スポンサーにはスターアジアグループがついております。

現在では5.2%程度の利回りとなっておりますが、少し前では5.7%程度でした。

時価総額としては580億円程度
NAV倍率としては現在は約1.06、こういった騒動の前では0.97と1までは届かない程度でした。

同じく、2016年度に上場しており、ほぼ同時期でどちらも小規模REITという域の投資法人となっております。

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今流行のクラウドファンディングです。
仕組はREITに近く、皆様から投資を少しずつ集め、資金調達のニーズがある会社に対して投資を行うプログラムです。

そこで発生する金利の一部が分配される形となります。

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こちらもリスクは勿論ありますが、利回りとしてはやや大きめになりますので資産のうち、一部であれば効果的に運用が可能だと思います。
いきなり資産の90%を1か所に預ける!とかは絶対ダメですよ!
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今後は提案の通りの結果が出るかどうか。

ホームページで出ていた通り、さくらとの合併契約等は結んでおりません。
合併比率に関してはみらいよりもスターアジアの方が高いものを提案しておりますが、みらいは確定比率ですが、スターアジアは比率としては提案段階ですので大きく変わる?ことがあるかもしれません。

スターアジアとしては安く買えれば買えるほどよりよい状態になると思いますのでそこに関してはしっかり追いかけていってほしいと思います。

私はみらいを持っていて、スターアジアを少ししか持っていなかったので正直みらいにより良い形になってもらえればという部分もあったのですが(ポジトーク)、今後はさくらがどうなっていくかということを注目していこうと思います。

今回の事例を始めとし、割安な株は買いたたかれてしまう合併・統合が発生するかもしれませんので注目していきたいと思います。

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