
お金に関する話をツイッターで話しているとリアル友人からもお金を相談されることが増えてきました。
基本的には一般的な事柄しか教えることは出来ませんが、つみたてNISAに関してある程度しっかり伝えることをまとめたいなと思い、この記事を追加します。
投資信託として積み上げておりますのでこちらには報告記事を、そしてもう一つ下にはつみたてNISAって何?って所から説明しております。
この記事ではもう少し深い所を説明していきたいと思います。
目次
投資初心者にはつみたてNISAが最適な理由
投資初心者につみたてNISAをおススメするにあたって、いくつか理由がありますが大きなものは3つです。
- 利益に対して税金が非課税である
- 商品が厳選されている
- 資金のルールが少ない
この3つが最大の理由です。
それぞれ説明していきましょう。
利益に対して税金が非課税である
通常の投資での取引において利益には税金がかかります。
割合としては大体20%が引かれてしまいます。
その為、利益をより大きくする上では投資資金を増やすしかないのですが、つみたてNISAの口座内で出した利益に対しては税金がかかりません。
つまり10万円利益が出た場合、通常は約2万円の税金を払わなければならなかったのですがこれが不要になります。
その為投資を行いやすく、利益を最大化しやすくなります。
仮に毎月33,333円(年間約40万円)を20年間つみたて、利回りが平均で5%で回したとします。
順調にいって、20年目に売却を行った場合、約570万円の利益が出ます。
これに20%の税金がかかる場合、
570万円x20%=114万円
となり、114万円が税金の支払いで必要になります。
ですが、つみたてNISAの場合これが0円になります。
始めは利益確定することもないと思いますのであまり意識することはないと思いますが最後に利益確定する場合非常に大きく生きるでしょう。
商品が厳選されている
つみたてNISAでは商品が厳選されています。
投資信託はいくつあるでしょうか。
楽天証券(2019年12月5日)では2635個の投資信託がありました。
正直これでは初心者はどれがいいのかなんてわかりません。
この中には様々なぼったくりの商品もございます。
手数料が2%(年間)を超えるものもあり、更に購入時・売却時に手数料を取っていくものもあります。
年間5%の利回りを出すために頑張っている中で入口と出口、そして維持しているだけで数%も取られてしまえば利益なんて残りません。
販売業者が安全に儲かって終わりになってしまいます。
それに比べて、つみたてNISAの対象の投資信託はどうでしょうか。
まず認定を受けたものは173本(投資信託166本、ETF7本)しかありません。(2019年10月1日時点)
更に信託報酬率という毎年取られてしまう手数料に関しても上限が決められており、インデックス型ですと国内型0.5%、海外型0.75%と非常に抑えられております。(ちなみに実際はインデックス型の信託報酬率の平均は0.31%と上限に対して大きく下回っております。)
手数料が高くなりやすいアクティブファンドに関しても国内型1.0%、海外型1.5%とある程度抑えられております。(アクティブ型の信託報酬率の平均は1.03%とインデックス型の3倍以上となっておりますね。)
(私としてはアクティブファンドは無条件で削除してほしい所なのですが、それは何かしら理由があるのでしょう。18本ありますのでそちらは注意が必要です。)
とこのように手数料の面だけでもリスクが非常に抑えられております。
ちなみに投資信託ってなんぞや、という所確認したい方はこちらをご覧ください。
資金のルールが少ない
少しまとめさせていただきましたが、資金に関してのルールがあまり多くありません。
というのもiDeCo(私は行っておりませんが)は60歳までお金を引き出すことが出来ませんし、ジュニアNISAも子供が18歳まで引き出すことが出来ません。
しかしながらつみたてNISAに関しては引き出すタイミングも選べますし、本当にお金が必要になってしまった際に使うことが出来るのです。
投資枠としても毎年40万円が上限ではありますが、以下のアンケートをご覧ください。
半分近くの方が月5万円未満しか投資に回すことが出来ておりません。
となるとつみたてNISAの枠である年間40万円(月33,333円)というのはちょうど良い枠と言えるのではないでしょうか。
このような形で資金面でもちょうどよく、利益が大きく出たり、お金が必要になってしまった場合にも現金化しやすい「つみたてNISA」は非常におススメであると言えるのです。
つみたてNISAのデメリットも把握しておく必要がある
デメリットも当然ございます。
大きく3つありますが、投資初心者の方はそのうち2つは無視することが出来ます。
- 元本割れのリスクがある
- 投資対象が限られている
- 別の口座との損益通算が出来ない
とこの3つがあげられます。
初心者の方が無視出来る2つとは下の2つです。
元本割れのリスクがある
これは残念ながら投資初心者の方も無視出来ませんし、乗り越える必要があります。
当然リスク(危険だけではない)がありますので購入金額よりも下がるタイミングは訪れます。
その際に慌てて売却をしてしまうと大きく損をして終わってしまう為、投資がどういった性質を持っているのかは把握する必要があると思います。
また含み損にも慣れていく必要があります。
ですが、徐々に金額を積み上げていく性質を持っている為含み損の規模に関しても突然大きくなることはないでしょうし合計投資金額も徐々に大きくなっていく為含み損という痛みにも慣れていくことが可能だと思います。
投資対象が限られている
投資対象が厳選されている、ということは逆に言えば投資対象が限られているとも言えます。
手数料の高い投資信託は無視すべきですので問題はないのですが、個別株に関しては投資対象に含まれていないので手を出すことが出来ません。
分散投資という意味合いでは理にかなっているのですが、物足りないという方も徐々に出てくるかもしれません。
別の口座との損益通算が出来ない
何を言っているかわからないというアナタ!問題ございません。
デメリットですが、デメリットには当たらないので気にせずつみたてNISAを行いましょう。
説明致しますと、通常の投資口座で取引を行う場合損失が出た場合、利益と相殺して税金を計算することが出来ます。
ですが、つみたてNISA内で損失や利益を出した場合通常の口座と相殺することは出来ません。
その為、つみたてNISAで損失を出して通常の口座で利益を出した場合、普通に税金を払わなければなりません。
が、投資初心者の方は通常口座を開いていないと思います。(今後開いた場合は注意してください。)
ですのでつみたてNISA一本で眺めていれば良いので問題はございません。
まとめ
つみたてNISAがおススメな理由について書かせていただきました。
投資初心者の方であれば、デメリットは潰すことが出来、メリットを大きく享受することが出来ます。
その為、投資に入りやすくおススメであると言えるでしょう!
またつみたてNISAでの購入は毎月定額投資といったパターンが多い為、投資に時間を全く取られません。
まさに「お金が働いてくれる」という状態です。
最初に毎月購入する銘柄を選び、金額を選んだら終わりです。
勉強していくに従って、リバランス(市況等に応じてバランス修正)を行いたいといったことも発生するかもしれませんが投資初心者がと限定した場合、何もしないことが利益の最大化にもつながるでしょう。
何を買えばいいかわからない!という場合にはウォーレンバフェットという投資の神様の言葉を置いておきたいと思います。
「現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資すべし」
これはアメリカでの話ですので日本の場合は10%は現金と読み替えておいても問題はないと思います。
そして90%はS&P500(アメリカの主要な銘柄を500個あつめたもの)に投資すべしとあります。
つまり2019年12月3日現時点で手数料が一番安いS&P500を買っておけば間違いないともいえるでしょう。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
勿論手数料は常に更新されておりますのでアナタが読んだ時には異なるかもしれませんが大きく間違いはないと思います。
手数料はなんとびっくり0.0968%です。
金融庁基準の0.75%を大きく切り、
つみたてNISA平均値の0.31%も大きく切っております。
0.1%も切っています。
もうほぼ0です。
楽天証券内では買付ランキング2位、つみたて設定件数ランキング2位です。
つみたてNISA対象の投資信託で手数料順でソートすると1位です。
素晴らしいですね!
※あくまで個人の考えです。株式投資に関しては自己責任にてお願いいたします。
株式投資の為には証券口座が必要です。
つみたてNISAでも証券口座が必要です。
楽天証券であればポイントが貰えたり、ポイント投資も可能になってきております。また楽天証券の場合、クレジットで投資信託を購入することにより上限5万円/月まで1%のポイントが付きます。
取引手数料でも安値基準ですので問題はございません。
私もメインで使っておりますが非常に使いやすいです。
まず口座を開設して、1つ銘柄を買ってみないとスタートは出来ないので是非行ってみてください。
勿論口座開設・口座維持費は無料です。
こちらも登録してみました。
皆様も是非使ってみてください。投資家の個人ブロガーの方の記事が載っており非常に勉強になります!
ここまで読んで下さった方でツイッター以外から来た方よろしければフォローお願いします。
ゆうき@節約投資 (@setsuyakutousi) | Twitter